野郎三人の山梨キャンプ 一日目
早朝五時起き、外は濃霧。
野郎三人集まってレンタカーを借り、いざ山梨へ。
今回目指すのは本栖湖のキャンプ場。
道中は初心者のガバガバ運転で、レンタカー内はアトラクションと化していた。
常に死と隣り合わせ、スリリングすぎる。
そんなこんなで到着した。
あまりにも最高のロケーションの場所を確保。
最近心が荒んでいたので、一気に洗われたようだ。
早速設営開始、早く飯が食べたい一行はそさくさと準備を進めていく。
周りが所謂「ガチキャンパー」しかいない中、アホ丸出しの食事を展開していく。
野菜などいらぬ、欲しいのは肉のみ。
とかやっていると日は段々と暮れてきた。
富士山が幻想的な雰囲気を醸し出している。
釜の美味しいご飯に高級調味料と肉を胃に流し込んでいく。最高!
夜も更けてきた中、鶏肉を燻製していく。
ただもう夜かつ湖の目の前、寒くないはずがなく、ひたすらに凍えていた。
色々食って大満足の御一行。
燻製し終えた鶏肉は明日に取っておくことにし、今日は寝ることにした。
最高のロケーションと美味い飯たち。
こんなに幸せなことは無いなと思いつつ、ゆっくりと眠りについた。
はずだった。
冬の山梨、湖の前、ロクな防寒具が無く、体力は無い。
そんな時人間はどうなるだろう?
★~★~SUPER下痢TIME~★~★
ここはキャンプ場にあるトイレ。時刻は深夜1時。
そこには腹をぶっ壊し、一生トイレから出れなくなったオタクがいた。
いやもう本当に洒落にならないぐらい壊した。
今回のは腹痛は普通にあったのだが、それは早い段階で何とかなった。
問題は無限だったというところだ。
永遠とも思えるトイレとの闘い。
何度も繰り返す激闘に尻の耐久値も限界を超えていた。
そして死闘はなんと四時間に及んだ。
四時間!? そう四時間。
もうね、とんでもない。
どんだけ金をケチろうと防寒だけは怠ってはいけない。
身をもって学んだ。
終わり