ボロボロ日記

オタクの生き様

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ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 最高

ガンダムビルドダイバーズRe:RISEの最終話

が、27日の今日配信された。

 

 

 

視聴後、かなりの多幸感に包まれた。

 

 

 

 

 

 

いやぁ~~~~~~~~~~久々にマジで面白いと思える作品に出合った。

オタク(一人称)が好きなものがここまで全部乗せの作品そうそう無い。

 

 

感情の記録として色々記していこうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて。

 

一話時点で技量はあるが、コミュニケーションとチームワーク能力が無い主人公。

まずここが良い。

作中最強では無いがかなり強いキャラというのは、

必然的に「負け試合も見どころがある負け方をする」ので作品に厚みが出るので好きだ。

 

またその負けから弱点を克服したり成長したり…といった面もいい。

実際主人公のヒロトも実力にかまけた戦い方から、徐々に仲間への信頼を元にした戦い方を覚えていったというのも熱い。

 

 

 

主人公の良さは上記に限らず他にもある。

それはクールな表情や言動の裏にある熱いガンプラ熱だ

これがたまらん

 

ビルドシリーズ(ガンプラで戦うシリーズのこと)ではその性質上様々な変態ガンプラを組むキャラが多数いた。

が、今までの主人公たちはまあ無難にカッコいいよね。的なガンプラを組みがちであった。

 

 

しかしヒロトはそれまでの主人公たち、ないしはキャラたちに比べてもかなりの数のガンプラを制作している。しかも原作アニメへのリスペクトを持ちつつも、自分だけのコンセプトを織り込んでいるというオタクっぷり。

 

クールキャラ主人公の癖に、裏では真面目なオタクっぷりが発揮されてるの、良い~

 

 

 

 

 

 

後主人公ヒロトの最大の推しポイントとして、

最愛の人物を既に失っている」というのがある。

 

オタクは曇っているキャラが大好き

 

 

 

ビルド系は死人が出ない、その上でガンダム真剣バトル!

というのがあったが、今作は明確に死人が出る

まあホビアニというのはキャラ死にがちだし世界滅びがちなので、そういう点ではなんら逸脱はしていないのかも。

 

 

 

ただ死人が出るから重厚だとか、良いとか、そういうことは決してない。

本作は人の生死に関してしっかり向き合っているのが良いところだ。

 

 

死にゆく者が遺した願い、残された者たちの想い。

また殺してしまった、殺せなかった、という命の選択と後悔の数々。

 

 

そういった部分がしっかりフューチャーされているし、要所要所で出てくる命の選択や葛藤に対して、失ったことのあるヒロトだからこそ出せる答えが多く、だからこそ

「最愛の人物を既に失っている」というのが好きな部分ではある。

 

 

 

 

 

後命の話をガッツリやったのもあり、安易な復活や蘇生が無いのも高評価だ

失ったものは戻らない、これからどうするか。

その答えをしっかり出せた作品だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他にもまだまだ好きなところはある。

従来のガンダムシリーズだと、モビルスーツというのはどうしても「兵器」としての面が強いのだが、本作の主人公ヒロトガンプラは元々「世界を巡るための乗り物」というコンセプトで作られている。

 

 

素敵すぎ

 

 

 

ビルドダイバーズシリーズは .hack やSAOよろしく感覚ごとダイブする系オンラインゲームが舞台なのだが、そういった世界でバトルメインではなく、

≪どこまでも広がるこの素敵な「世界」を旅する≫

というのがもうね…いいでんすよ。

 

 

 

 

私はオンゲが好きだしオンゲのアニメもしっかり好きだ。

ただオンゲ題材はどうしても「未帰還」だったり「世界の危機」的な部分を軸に話を回していくので、オンゲあるあるの皆と色々巡るだけでも楽しい。をしっかり拾っていったのは良いなと思える部分の一つだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後リライズの根幹としての、キャラの成長再起

というのはかなり綿密に描かれているなと。

 

様々な事情と問題を抱えた主人公チーム四人が、課題を一つ一つ超えていって成長していく様を綺麗に描いていたのは本当に凄いと思う。

 

 

視聴者にヘイトを溜めまくるタイプのお調子者が、最後には皆を守る盾となっていくまでの過程の描き方は特に凄い。

最初と最後だけ見ればかなりの変化だし、少しでもその過程を端折ってしまうと「急になんだこいつ」感が拭えなくなるというもの。

そういったことを感じさせないための細かな描写の数々、オタクが好きなやつですわ。

 

 

多くを語らずシーンだけ見て感じ取ってね、というカットの差し込みかたと量が丁度いいの最高。

多すぎてもくどいからね

 

 

 

 

後シドー・マサキ、お前も曇らされの鬼みたいなキャラで最高だよ

いくらガンプラバトルのランカーとはいえ、元はただのガンプラ好きな心優しい一般人。

 

そんな彼が異世界にたった一人で降り立ち、そこの民と交流し持てる力でその世界の脅威と戦うってお前。ヒーローすぎるぜ

 

ただその後敵に洗脳され、本来守るべき民や村を焼き払ってしまうの惨すぎるし、その際の記憶は本人にしっかり刻まれるのも最悪。

 

元は善良な一般ゲーマーが背負う業ではない。

 

 

 

 

そんな彼の「殺してくれ」という台詞の重さは凄い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャラで言えばやっぱり語らずにはいられないのはカザミだろう。

お調子者でヒーロー気取り、チームプレイなんて出来るはずもなく、様々なチームを渡り歩いては追い出されている始末。挙句は撃墜数0。

自身の運営する動画チャンネルもしっかり過疎再生数。

 

絵に描いたようなヤバいキャラである。

 

 

そんな彼だが、リライズの中で一番の成長を遂げたのも他ならぬカザミだ。

 

 

 

初めて仲間を信頼したり、初撃墜を達成したり。

様々な人の想いや生き方に触れる度、自身の中でそれが蓄積され、次のステップアップに繋げていくカザミを好きにならない訳がない。

 

しかし命を賭した戦いと分かってからは、「ヒーローごっこがしたかっただけ」という台詞がこぼれたのも凄くいい。

作中では従来のガンダムシリーズが放映されているからこそ、実際に自分たちもガンダムのキャラと同じ立場に立たされてしまった時に出る言葉として凄く印象に残っている。

 

 

 

どんどん成長するだけじゃなくて、こうやって一度立ち止まってしまうのも、カザミという人間の感情がよく出ていると思う。

 

 

 

 

 

 

カザミに関しては使用ガンプラも良い味出ていて好きだ

元々はSEEDのジャスティスベースだったのが、皆を守る盾となる決心をしてからはSEEDのイージスベースガンダムを作り、搭乗していった。

 

これの何が良いかって、カザミの目指すものがジャスティス(ヒーロー)からイージス(盾)に変化したというのがガンプラを通してからも読み取れるところにある。

 

更に注目ポイントとして、元々のガンダムSEEDではアスランはイージスからジャスティスに乗り換えているという側面がある。これは何かと言えば、本来の機体だけ見ればパワーダウンとも取れるこの機体変更が、『ガンプラの出来の良さが、そのまま強さのパラメーターになる』という世界観だからこそ出来た芸当という点だ。

 

ガンプラアニメだから出来るこの小ネタ、最高。

成長を重ねていったカザミが、一つの理念を持って作り上げたガンプラが元のよりパワーアップするというのは、至極当然と捉えられるのもこの作品の良い所だ。

 

強さの納得が出来るアニメは名作

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだまだ好きポイントはある

聖獣クアドルンの存在だ。

 

はるか昔から生き続け、星を見守り続けたドラゴン。

聖獣と呼ばれるだけの力があり、自在に雷を操る様や単独で宇宙空間に行くどころか自在に動き回るその姿はまさしくと言ったところ。

 

そんなドラゴンとの会合や共闘も本作の見どころだろう。

 

 

異世界的魔法を操るドラゴンガンダムの並びは今までSD系でしかあり得なかったというのもあり、ホビアニガンダムのお約束をやる反面、こうした型を壊して新しいガンダムの姿を見せてくれたのは大きいと思う。

 

 

 

 

魔法陣から出るビームと銃口から出るビームがせめぎ合うシーン大好き。

科学と魔法のぶつかり合いとか好きだろ、決して交わらないものが交わるのが嫌いなオタクおらん。

 

ガンダムでプラモでオンラインで異世界で、その上ドラゴン。

なのにクアドルンもしっかり素敵な1キャラだったのはマジで扱いが凄いと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャラの扱いが上手いな~~と思うのはレギュラーキャラだけではない。

リライズには前作品であるビルドダイバーズ(無印)があるのだが、その前作キャラの扱いも非常に上手い。

 

 

どんな作品でも前作キャラというのは扱いずらいし、何より前作主人公とくれば尚更だ。

 

しかしことリライズは上げ過ぎず下げ過ぎず、視聴者が求めた丁度いい塩梅の登場のさせかたをしているのだ。

凄い

 

 

 

 

前作の強キャラたちの新機体、新旧キャラの楽しい掛け合いの数々。

そして無印主人公とリライズ主人公、リクとヒロトの戦いは必見。

 

今まで辛く押しつぶされそうな日々と戦いを続けてきたヒロトが、本気で楽しくガンプラバトルが出来た相手が、他の誰でもない無印主人公のリクだったというのがもう熱くて熱くて。

 

 

 

 

 

 

 

前作キャラ以外にも、リライズでは外伝キャラにも出番がしっかりある。

ファンサの鬼

 

 

ビルドダイバーズブレイクのアークとゼンや、ビルドダイバーリゼのリゼがしっかり登場したのは驚いた。

作品をまたにかけての登場は心が躍る。

登場シーンは微々たるものながら、視聴者にインパクトを残していく演出は流石。にくいぜ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだまだ書き足りないが、とりあえずここいらで一旦切り上げておこうと思う。

 

恵まれたOPEDの楽曲と映像。

劇中BGMの流しどころが絶妙な点。

アーマーの合体とパージの使い方の上手さ。

オンゲのあるあるやガンダムネタの使い方も流石だし、最高の場面でOPを流すという所謂お約束がしっかり分かっているのも最高だった。

 

 

 

丁寧に、綺麗に、繊細に、だけど決める時は大胆にハチャメチャに。

伏線回収もやってほしい展開も斜め上の驚きも全部やってくれた作品だった。

 

 

 

 


第1話|ガンダムビルドダイバーズRe:RISE【ガンチャン】

 

 

今ならまだYouTubeで全話無料公開中なので気軽に視聴出来るぞ。

 

https://www.youtube.com/playlist?list=PLU3MW54GsPFqcC50ZsyqgAbJr6NRKc7Kn

プレイリストもあるので活用しよう。

 

 

 

 

 

 

長々書いた割にはまだまだ書き足りない。

そのぐらい自分には刺さった作品だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ガンダムビルドダイバーズRe:RISE

それぞれの再起の先には

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終わり